ずっと忘れない

5年前、今にも消えそうに震える小さな命を拾った。


5年前の今日、今にも消えそうに震える小さな命を拾った。

その命は今日という日を待たずに空へ帰って行った。
梅雨入りしたばかりだというのに
その日、ミョンが昇っていった空はシュウが昇った空と同じ色をしていた。

シュウがそうだったように、ミョンもちゃんと旅立つ時を知っていた。
家族全員に見守られ、家族全員で見送れる日はこの土日しかなかった。

6月9日午後9時頃。。。ミョンが天に召された。
5月19日から体調を崩し、6月に入ってからは水だけで生きていた。
どんどん痩せていく姿にいつその日が来てもおかしくないと
毎日を確かめるように過ごした。
覚悟はできていた。ただ、ひとり寂しく逝かせたくなかった。

最期まで名前を呼び続けた。
何度も何度も。。。名前を呼んだ。
立ち上がっては倒れ、鳴いてもがき苦しむこと数分。
息がとまり、意識もなくなり、拍動が弱くなって、ミョンの命が静かに消えた。
いつになれば、この寂しさに慣れるのだろう。
どうすれば、あの柔らかな温もりが懐かしい思い出に変わるのだろう。

もう。。。
毎朝、物を落とす大きな音で起こされることも
食事のたびに、隙を狙う眼を気にすることも
網戸にロックをかけておくことも
お布団にオシッコされることも
壁紙をはがされることも
ご飯をねだる鳴き声にせかされることも
黒い服に毛がつくこともニットに穴があくことも
玄関の猫トイレの臭いに悩まされることもない。

だけど、そんなことは何の慰めにもならなくて
猫と暮らせる充足感に比べたら
そんな煩わしさや不便さなど、なんてことなかった。
朝一番に起きたとき、誰もいない家に帰ってきたとき、
声をかける相手がいないのはとても寂しい。

いつもミョンが出迎えてくれた。
これまでと同じように遺影に向かって言う。
おはようミョン。。。ただいまミョン。。。

部屋のいたる所にミョンが居る。
ご飯をねだるミョン。
背伸びして戸を開けるミョン。
キャットタワーで丸くなって眠るミョン。
床でお腹を出して眠るミョン。
毛布で揉みチュウするミョン。
焼き魚を狙って怒られるミョン。。。

大仕事を終えて、今頃はシュウと天国で駆け回ってることだろう。
お疲れ様。本当によく頑張ったね。
うちに来てくれてありがとう。
5年間、一緒に居てくれてありがとう。
ずっとずっと忘れない。

ブログランキング・にほんブログ村へ

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s