懐古

懐古


古いカメラの中に十数年忘れ去られていたフィルムを見つけた。
何を撮ったのか、何枚撮ったのかすら分からない。
現像してみると、ほとんど感光してしまっており、
わずかに2枚だけが識別できるかできないかくらいの残像をとどめていた。

 

懐古

うちのプリンタはネガのスキャナが出来ないので、
カメラでネガを撮影して、それをPCでポジ化してみると、
2000.12.16という日付と、
次男が年中さんのときのお遊戯会が写っていた。
お分かり頂けるだろうか。。。
子どもたちが両手に旗を持って踊っている。

懐古

こちらは長男が小学二年のときのマラソン大会。
ネガで見たときは夫と長男だと思っていたが、
ポジで見たら、当時の担任だった。


どちらの写真も特に懐かしいと思える写真ではなく、
ビデオか何かで記憶しているシーンではあったが、
それでも十数年の間、現像されるのを待っていたフィルムのおかげで、
タイムスリップしたような、なんだかノスタルジックな気分にさせてもらった。
他の写真は何だったのだろうと、十数年を遡り当時に思いを馳せていたが、
どの記憶をたぐり寄せても、おそらくそこには子どもたちが写っていたのだろう。
私のこの二十年は常に子どもたちと共にあったことを、
まもなく訪れる巣立ちの日を前に、古いフィルムが教えてくれた。

にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 猫ブログへ 

10 thoughts on “懐古

  1. 撮ったまま現像しなかった写真はたくさんあります。
    ぼくはほとんどリバーサル写真で撮っているので、現像すればそのまま何が映っているかがわかります。でも、現像しわすれていたフィルムはほとんど見ないで処分しています。

    • そかそか。。。
      現像しわすれるというのは、さほどたいした写真ではなかったということなのかもしれませんね。
      いい写真が撮れたと思ったら、きっと早く現像したくてウズウズしちゃいますもんね。笑

  2. 「どの記憶をたぐり寄せても、おそらくそこには子どもたちが写っていたのだろう。
    私のこの二十年は常に子どもたちと共にあったことを、
    まもなく訪れる巣立ちの日を前に、古いフィルムが教えてくれた。」
    この最後の3行が、たまらなく好き!

    んで、わたしは、古いフイルムや使い捨てカメラを見つけたとき、
    現像せずに、そのまま捨てちゃった。。。

    写真とか、思い出の品とか、執着がないのだわね、きっと・・・。
    こころに残っていくのは、表在意識の中のわずかな記憶だけ。

    • 画像処理とかにかなり時間を要したせいか、この3行は意外とサラッと書けたかも。。。笑

      現像代もバカにならないもんねぇ〜。
      デジタルだから始められたカメラだと思うわ。
      だって、ほとんど使い物にならない写真ばっかりで、こんなのいちいち現像に出してたら破産よ!笑

      今回現像したのは、古いカメラを処分しようと思ったら中にフィルムが残ってて、ずっと待ってたのに捨てるのは可哀想だなぁ〜って、フィルムとしての天命を全うさせてやりたかったんよね。これで心置きなくカメラを処分できるよ。

  3. mitoさんのお子さんはもう巣立ちの時期なのですね〜。
    うちはまだまだひよっ子。
    毎日がめまぐるしく記憶に留めておくことは難しいけど形に残すことはできるんですよね。
    うちは着れなくなった服やよく遊んだおもちゃなんかは写真に残してから処分してます。
    記録として、記憶として。
    写真というものは、年月が経つほどに奥行きがでてくるんだなとこの投稿を読んで改めて感じました。

    • うちの子が小さかった頃にデジイチがあったらもっとたくさん写真が撮ってただろうなぁ〜と思います。
      それでも、かつて整理しきれないほど溜め込んだ写真の束を前にため息をついていたことを思い出すと、大量の画像ファイルでパソコンがパンクしかねないので、それはそれで良かったのかもしれません。爆

      写真というものは、年月が経つほどに奥行きがでてくるんだなぁ〜とはる坊母のコメントを読んでホォーっと感心しました。ハイ。

  4. こんにちは。現像を待っていたフィルム・・・という言葉を読んで「あっ、うちにもそんなフイルムがあったかも」と思い出しています。
    デジタルカメラになる以前はそんなふうに我が家でも写真を撮っていたのだなあと。なにか感慨深かったです。

    • mitospianoさん、コメントありがとうございます。
      mito繋がりで他人とは思えません。笑

      今でもフィルムをこよなく愛するカメラマンさんが大勢いらっしゃることを、写真ブログを始めて知りました。
      デジタルでは味わえないヌルヌル感や一枚に込める思いに憧れつつも、我が家の財政と時間的余裕では無理〜と鑑賞するだけにとどめています。

    • 皆さん、結構持ってるんですね。
      うちはこれ一本でした。
      もしかしたら、捨てた記憶をなくしてしまってるのかもしれません。(笑)

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s