ガマをたずねて三千米(3)

人知れず静かに、それは私を待っていた。

ガマーーーーーーーー！！！
思わず声をあげてしまった。
　
　

沼地の手の届かないところにガマはいた。
触りたい。白いふわふわをこの手で確かめたい。
届かぬ思いを胸に秘め、いつかきっとこの手で掴むことを心に誓った。　

　

カモのオジサンが教えてくれた方向へ進むとすぐにガマは見つかった。
池の反対側にちょっとした小さな沼があり、そこにガマが生えていたのだ。

ひとしきり撮影したあと、
カモのオジサンありがとぉーーー！！
そうお礼を言おうと、さっきの場所に引き返してみると、
既にオジサンの影はなく、カモまでが見当たらなくなっていた。

なんかこの感覚。。。過去にもあったような。。。デジャブ？
白石ノ鼻の白い海パンの龍神様と言い、今回のカモのオジサンと言い、
なにやらガマだけにまがまがしいような（爆）、いやもとい、神々しいような出逢いはいかなるものか。

そんなことを考えながら、気を良くしてそんじゃ一周するべ！と歩いていくも、
5分ほど歩いたところで行き止まり。。。（泣）
仕方ないので、タッタカタッタカ歩いて引き返しましたとさ。．．．．．．．．((((( ´ρ｀)ノ osikkomoresooooooooo

かくして、所要時間1時間半のガマをたずねて三千米の旅終了。
引っ張った割にはたいしたオチもなく、我ながら文才のなさにガッカリ。
皆様には最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。